JMA50周年 オリジナル調査企画
注目商品 コンシューマー・レポート 2018
50周年プロジェクトの1つとしてオリジナル調査を企画。
創業当時のフロンティア精神を今に受け継ぎ、「明日のマーケティングに役立つ情報」を発信していきます。
JMAは1970年代から90年代までオリジナル食品開発データマガジン「注目新商品コンシューマーレポート」を刊行していました。食品・飲料カテゴリーで注目すべき新製品を毎月10商品ピックアップし、試食テスト後にグループインタビューを実施、受容性や課題点を分析して今後の戦術提言まで行うという内容。試食テストした商品は計2000品目に上り、特に結論がユニークだと大変好評だったようです。
今から28年前、1990年の内容を一部ご紹介・・・
「注目商品データマガジン コンシューマーレポート 1990年8月号」
・ヒットメーカーインタビュー:サントリー“鉄骨飲料”開発担当者に聞く
・TOPIC&CLIP:「共働き家庭の朝食」実態と意識/主婦のお中元意識調査
・今月のテスト商品:おとなのふりかけ(永谷園)/チルド中華鶏粥(キユーピー)/電子レンジ用パスタソース<ボンゴレロッソ>(昭和産業)/極上かに汁(ハナマルキ)他
今も続くブランドあり、既に市場から退場した商品あり。「お中元」というテーマにも時代を感じます。
今、私たち注目すべき商品・サービスは何か
創業50周年を迎える今年、この「コンシューマー・レポート」を復刊するプロジェクトをスタートしました。
当時のJMAでは調査依頼が入るとクライアントに来社していただき、担当以外の社員やアルバイトも参加して生活者の視点で語り合うブレーン・ストーミング(ブレスト)を行っていました。
調査スタートの前にブレストを行って仮説を考え抜き、課題を洗い出すのがJMAの文化であり、伝統。昔の「コンシューマー・レポート」も、ヒットの仮説を立てて注目商品を選ぶブレストに大きな時間を割いていたそうです(対談インタビュー第1回)。
本プロジェクトも、まずはどんなテーマを取り上げるか、「2018年の今、注目すべき商品・サービス」を探すブレストからスタートします。
・生活者としての自分が「気になる、知りたい、面白そう」と感じる商品・サービスは?
誰がどんな風に使ってるの?なんでこれが売れるの?これがヒットする背景はなんだろう・・・
リサーチャー目線の前に、純粋に生活者としての自分が好奇心ムズムズ、ザワザワするもの。
・今後の兆しが発見できる、未来を占うような商品・サービスは?
これから10年、50年、100年後・・・未来への提言ができそうなもの。
・リサーチャーとして研究してみたい、チャレンジしたいテーマは?
ニューロ・マーケティングやビッグデータ解析の他、最近のリサーチ技術も活用したい。
注目商品を探しつつ、仮説も考えていきます。
―どうしたら、この商品・サービスがもっと売れるか?
―これをヒントに新しい商品やサービスを開発するとしたら、どんなものが考えられるか?
―これから、人と社会は、どんな方向に進んでいくか?
多くの企業が消費者や情報環境の変化に直面し、発想の転換を迫られる時代において、マーケティング戦略を考える上でのヒントになるような情報を発信していきたいと思います。
この1年間、どうぞご注目下さい。