多変量解析とは
定量調査の分析では、調査回答者の属性や特徴(性別や年代別、現在使用ブランド別など)によるクロス集計による分析が中心になります。しかし、人々の生活行動・消費行動は、様々な要素が複雑に絡み合う中で営まれているのが実際です。そこで、データの中のより多くの変数を組み合わせて分析しその特徴を要約し分かりやすくまとめることで、クロス集計による分析結果だけでは見つけにくい人々の行動や意識の特徴を明らかにする分析も行われます。
多変量解析とは、このような、より多くの変数を組み合わせた分析方法の総称のことで、クロス集計などの基本的な分析では分からないような新たな発見・気づきを得るのに効果的です。
JMAでは、統計分析や多変量解析の経験豊かなリサーチャーにより、リサーチ課題・目的に応じた最適な分析のご提案をいたします。
多変量解析の目的は大きく3つに分類される
重回帰分析重回帰分析は、ある事象に強く影響する要因を明らかにすることに長けた多変量解析法のひとつです。 例えば、商品の特徴別評価のうち、どの要素がその商品の購入意向の強さに強く影響するかを明らかにすることができます。 また、その結 […]
因子分析定量調査でブランドイメージを把握しようとすると、たくさんのイメージ項目を聞くことになりがちです。その結果、情報量も膨大になり、いまいち全体像が把握できない、ということもよくあります。そのような場合は、情報を要約するタイプ […]
クラスター分析(階層/非階層)クラスター分析は、「人(サンプル)」や「モノ(変数)」をグループ化する多変量解析法です。客観的な基準によって、類似した傾向をもつ人(モノ)どうしができるだけ同じグループになるように、しかもグループ間はできるだけ離れるよう […]
判別分析判別分析は、いくつかの説明変数を用いて任意のケースが属するカテゴリーを判別または予測することを目的とする多変量解析法です。 例えば、新規出店予定の店舗が成功するか否かを、その予定店舗の特性や立地条件などをもとに判別します […]
テキストマイニング「テキストマイニング」は、自由形式で記入された大量のテキストデータを分析する手法です。構造化されていない文章を名詞、動詞、形容詞などの単語に分解し、出現頻度や出現傾向、出現パターン、相互関係などから分析。テキストに埋もれ […]
その他の手法
SEM(構造方程式モデリング)、コレスポンデンス分析、MDS、コンジョイント分析、PSM分析、TURF分析